注目商品
【厳選目利きのマグロを船元から直送、合栄丸武井勝則さん】


室戸の通称「港の上」
普段は四国八十八ヶ所第25番札所津照寺への参拝客が絶えない参道脇、とてものどかな室津港のまん前に、武井勝則さんが営む合栄丸の直販所はあります。
生産者のこだわり
【マグロの買い取りと品質保証は商社との信頼関係】
「寒いですよ。」
と案内された直販所の裏には、カチンコチンに凍った冷凍マグロを柵にする加工場があり、中に入るとヒンヤリ。着ぶくれした熟練の従業員さんがパック詰め加工をしている真っ最中でした。


「うちのマグロは1隻買いといって、静岡の清水港で水揚げし、商社が丸々買っていきます。その中から厳選した選りすぐりのマグロを目利きしてもらい、一次加工の四つ割(マグロ1匹を大きく四つに切り分ける)まで商社でしてもらってから室戸に持ってきます。うちには変なマグロは一切入ってこないですよ。」
【ひょうひょうと時代の波に乗り、室戸の伝統マグロ漁をつなぐ】
勝則さんは曽祖父が始めたマグロ船主の4代目。室戸世界ジオパークの地形を活かした古式捕鯨から始まり、近海マグロ漁から遠洋マグロ漁へ、室戸の漁業の歴史はマグロ漁を抜きには語れないほど。マグロ漁で一時代を築いた室戸ですが、今はマグロ船もずいぶん減っています。
「自分が継いだ時は、マグロが一番景気の悪い最低な時でした。」
そんな中、マグロ漁だけでなく直販所の経営も始めた勝則さん。
「どうして、マグロの直販もやろうと思ったんですか?」
「ん〜何となくかな?元々親父がやってたガソリンスタンドだったこの場所もあったんで、ホント6、7年前に何となく始めてみました。」

「最初は中々お客さんも来ませんでしたけど、今は地元の人や飲食関係の人も買いに来てくれますね。」
と武井社長。自らもマグロを柵に加工するそうです。
「マグロの柵への加工は誰かに習ったんですか?」
「いや、ネットとかで調べながら見様見真似です。」
大変なこともあったであろう直販所の立ち上げまでを、勝則さんは、なんて事ないようにひょうひょうと語ります。

【意外や意外、漁師経験は0ゼロ】
直販所の周りはかつてマグロ漁で栄えた街並み。漁師さんが札束を持って飲み歩き、時にはケンカ騒ぎまでしたと聞く「港の上」の飲み屋街。港にはその昔、百隻以上のマグロ船が出入りをしていたとのこと。
見せていただいたのはマグロ船の船上で、マグロを神経〆する映像。大きなマグロは数百キロにもなるとのことで何人かでマグロを抑える様子は迫力です。


船は3隻あり、従業員は1隻あたり25名。取材の最中も勝則さんの携帯電話はひっきりなしに鳴ります。
船は清水港で餌の積み込みをした後、アイルランド沖やアフリカのモーリタニア沖までマグロを追って約10ヵ月の旅にでるそうです。
船には最新鋭の冷凍庫が整備。獲れたマグロはあっという間に急速冷凍されるのです。
【自然相手の仕事は縁起担ぎが欠かせない】
3隻の船の名前は「第八合栄丸」、「第三十八合栄丸」、「第七十八合栄丸」
船の名前の最後に「八」が付くことが多いのは末広がりの縁起担ぎ。出航前は必ず大漁祈願のお参りもするそうです。
直販所の近く津照寺の御本尊、楫取地蔵様も漁師さんがお参りに来る大漁祈願、航海安全のお寺でもあり、室戸世界ジオパークでは、抗えない自然を相手に仕事をする漁業関係者が、神様仏様をとても大事にしてきた歴史をあちこちに感じることができます。

【ハレの日の贅沢をお家でも】

購入した合栄丸のマグロ、お祝いの日に家族で手巻き寿司にしていただきました。
キレイな本マグロの赤身、子ども達も美味しい美味しいと嬉しそうにあっという間に平らげてしまいました。
ちょっとしたお祝い、少し贅沢をしたい時にピッタリの船元直送合栄丸のマグロのお刺身。ぜひお家でご賞味ください!
この生産者の商品

マグロ漁で栄えたまち室戸より直送、船元厳選の天然本マグロの大トロ、中トロ、赤身を合計約600gお届け! 遠洋で自ら操業する合栄丸のマグロ漁船内で、すぐに超低温急速冷凍-60℃。獲れたて鮮度そのままで食卓にお届けします。ネギトロ丼や手巻き寿司、お刺身など「船元直送」の絶品まぐろをご堪能ください。 ※冷凍のサク又はブロックでお届けします。 ※ブロックのみ、サクのみ、ブロックとサクの混合で届く場合があります。 ※マグロを美味しく食べるための解凍方法を同梱してありますので、ぜひご自宅で天然マグロの味をご賞味ください。

天然まぐろを食べ比べ!漁獲時と変わらぬ鮮度でお届け。 遠洋で自ら操業する合栄丸のマグロ漁船内で、すぐに超低温急速冷凍-60℃。獲れたて鮮度そのままで食卓にお届けします。ネギトロ丼や手巻き寿司、お刺身など「船元直送」の絶品まぐろをご堪能ください。