注目商品
【実は今流行りのIターン移住者!?いずま海産2代目、出間精一郎さん】

室戸の市街地を抜け、室戸岬へと向かう国道55号線沿い、海が見えはじめるといずま海産の店舗に到着です。
いずま海産を営む出間精一郎さんは、産まれと育ちは神奈川県の三浦半島。父親は元マグロ漁師。室戸にきて先代が始めた鮮魚店を継いだのは20才のころ。
「あの頃は鮮魚に仕出しもやってたから、本当に忙しかったねえ。」なつかしそうに思い出を語ってくださいます。
生産者のこだわり
【時代に乗った先見の明!鮮魚から塩干物へ】
鮮魚店を営み25年、知人に勧められてふるさと小包で販売したカマスの干物が大当たり。全国から大量の注文が舞い込み精一郎さんに転機が訪れます。
保存が効かない鮮魚と異なり、干物なら冷凍保存が可能。精一郎さんは
「これだ!」と、室戸岬に店舗と加工場を併設した住宅を構え、塩干物にしぼって全国に室戸で獲れる魚を使った加工品の販売を始めました。
取材の日はちょうどキンメダイの干物作りの真っ最中。
「キンメダイの旬は今、ほらこれが卵、身のこの部分が白く脂が乗ってるのわかる?」
オレンジ色の卵と、身がうっすら白くなっています。
「カマスもキンメも沢山獲れる旬の美味しい時期にドーンと仕入れてすぐ冷凍、出荷する前に解凍して干物に加工するんだよ。」
店舗兼事務所の壁に並ぶのは、商品の審査会でいただいた賞状の数々。「おもうつぼ」や「目からうろこのきんめ鯛めし」など加工品のネーミングはとにかくシャレが効いてます。

【最上級の干物に仕上げる相棒は室戸が誇るジオの恵み、海洋深層水】
「室戸海洋深層水は、企業分水が始まったすぐから使いはじめた」
こだわるのは室戸沖獲れの魚だけではありません。
干物の漬け込み塩水には、室戸ユネスコ世界ジオパークの地形の恵みとして深い海の底から湧昇流として湧き上がる室戸海洋深層水をふんだんに使います。
「深層水はミネラルがたっぷりだから、原水を取水して2日くらいで使わないとすぐダメになっちゃうんだよ。」キンメダイは深海魚、まさしく生まれた時から室戸海洋深層水育ち。そして精一郎さんのこだわり、加工までくみ上げたばかりの新鮮な室戸海洋深層水仕込みなんです。

【めでたい赤、キンメタワーでインスタ映え】
「冬場は屋上で天日干しもするんだけど」
そう言いながら乾燥機から次々でてくる鮮やかで美味しそうな赤い干物たち。
何だか見ているだけで明るくめでたい気分になってきます。
鮮魚店時代に作ってもらった仕出し用の有田焼きや九谷焼きの皿鉢は裏には店名が入った特注品。
室戸のおきゃく文化が盛んだった当時がうかがえます。
その皿鉢に出来上がったばかりの干物をうず高く積んでいく精一郎さん。
「キンメタワーにして撮ってもらいたかったんだよ」

【室戸の海のジオの恵みをご家庭で!】
帰り際にいただいたキンメダイの干物。
「焼いた頭と皮は捨てずにお味噌汁にして!いい出汁がでるからね、皮なんて一番美味いよ。キンメダイは捨てるところ、ないからね!」
なんともいえない甘味溢れる干物は脂がじんわりお皿に染み出し、身はつやつやプリプリの食感。家族で取り合い箸が止まらなくなってしまいます。
そして言われた通り!
焼いたキンメダイのお頭入りお味噌汁のおいしかったこと!焼いたキンメダイの香ばしさと上品な出汁は何度でもおかわりしたくなる味です。
室戸の海の恵みをぎゅぎゅうっと閉じこめたいずま海産の干物、ぜひご家庭でも味わってみてくださいね!

この生産者の商品

黒潮が育んだアジ、カマス、スルメイカを定置網で捕獲。海洋深層水(原水)を加塩した漬けこみ液に浸して伝統の天日干しにしているため、甘みが強く“まっことうまい”干物”ができあがり。加工場は漁場に近く、日戻りで揚がる室戸の鮮度抜群の魚を使用しており、ふるさと納税や郵便局の頒布会でも人気が高く全国にファンが多い逸品です。

室戸沖で獲れたブリを照り焼きに 脂ののったブリと甘だれで最高の丼に 高知県室戸沖で獲れたブリを厳選して使用。生姜をきかせたオリジナルの甘だれが、脂ののったブリと相性抜群です。おにぎりや炒飯にもおすすめです。

高知を代表する味「かつおのタタキ」。特製タレにお好みの薬味をたっぷりと用意して、厚めに切ってお召し上がりください。ご飯にのせて、「たたき丼」にするのもおすすめです。セットの、小さめサイズ「鰹生節」は茹でた柔らかい鰹節。高知ではポピュラーな食べ方です。生姜味とニンニク味がついているので、そのまま食べても、ほぐしてサラダやパスタ、サンドイッチの具など、アイディア次第でお料理にも活用できます。

高知県内でも様々な魚が獲れる室戸岬沖。その室戸岬沖に回遊してくる白サバフグを厳選して、鮮度の落ちないうちにすばやく加工。オリジナルのタレに漬け込み、旨味を凝縮させて1枚1枚丁寧に干しあげました。焦がさないように軽く炙って、焼き立てを日本酒に合わせると最高です。手を加えて、炙った味醂干しをほぐして、和え物やちらし寿司のトッピングに。ミキサーにかけると贅沢なふりかけとしてもお楽しみいただけます。